幹事が主役になってしまった
二次会幹事代行友人 失敗体験談
結婚式の二次会の幹事を新郎新婦側から三人ずつにお願いすることにし、合計で六人もいれば手配もスムーズに進むんじゃないかなと思っていました。
会場などある程度大雑把にどんな内容が良いのかは、最初の打ち合わせに参加した時に伝えましたが、その後は特に連絡が来ることもあまりなく、本当に話が進んでいるのかなという不安もありました。
結婚式の数日前になり、なんとか準備もできているし当日は任せてくれという連絡が来た時にはホッとしてこれで結婚式を気兼ねなく迎えることができると思いました。
しかしいざ結婚式や披露宴が終わり、二次会が始まってみると私たちがイメージしていた内容とは大幅に異なった内容となっていました。
会費が足りていなかったのか、ビンゴの景品が一等は海外旅行で二頭は家電、そして二等以降からはかなりしょぼくなっていたということもあり、景品の発表を聞いている参加者の人もみんなかなりがっかりとしているのが伝わってきて、私たちまで申し訳なくなりました。
なぜビンゴゲームを始める前に商品の発表をしたのかということにも疑問が生まれました。
しかし問題はその後でした。
なんと幹事の六人もビンゴに参加しだしたからです。
最初は、ただビンゴゲームを楽しんでいるだけかなと思いましたが、次々とビンゴの人がでる中で良い商品は出ることがなくて、みんなが盛り下がりかけている中、幹事の一人がビンゴとなりその人が二等を当ててしまいました。
幹事だし、こっそりと辞退してくれるものだとばかり思っていましたが、なんのためらいもなく二等の家電を受け取ってはしゃいでいる幹事の姿がそこにはあり、二次会の参加者全員がかなり引いてシラけてしまう結果となりました。
一等も幹事に当たったらどうしようとヒヤヒヤとしましたが、一等は何とかその他の人にあたりホッとしました。
何でこんなことで私たちがヒヤヒヤとしなくてはならないんだろうという思いでいっぱいになりました。
幹事をお願いした人たちが、仲間内だけでわかるようなクイズゲームを始めてしまい、それは新郎新婦ですらわからないような仲間内の内容だったので、一体何の意味がある時間なんだろうという疑問もあり、ただ単に幹事が楽しい飲み会といった雰囲気になりだした時には、やはり人選ミスだったなと改めて思ってしまいました。
会場となったレストランの料理や雰囲気、そして参加してくれた人もみんな良い人だっただけに人選ミスをしてしまったということだけが本当に悔やまれてなりません。
その後二次会は盛り上がることなく、幹事に対する不満がみんな募っていたと思います。
二次会は景品もあるし参加費も割と高くなってしまうことや、わざわざ遠いところから足を運んできてくれた友人も多いだけに本当に申し訳ないし残念です。
終盤には歌のプレゼントとして歌を歌ってくれましたが、特に結婚に関するような歌でもなくて、ただ歌が上手いのを見せびらかしたかっただけなんじゃないのかなとまで思ってしまいました。
今まで幹事を引き受けてくれた友人たちに対して不満な気持ちを持ったことはありませんでしたが、今回のことがきっかけとなりかなり不満な気持ちでいっぱいになってしまっています。
でも友人たちはかなり自己満足しているようで、文句を言うわけにもいかないし任せきりにしてしまったことが間違いだったんだろうなと反省する毎日です。
結婚式を挙げると決めた時には、まさかこんな気持ちになる最後が待っているとは夢にも思っていませんでした。
頑張ってくれたのは嬉しいですが、みんなに気をつかってくれる内容にしてくれそうな人選にしたつもりだっただけに、人の本質を見抜くべきだと思いました。